有頂天

有頂天

難しいことばで言い換えると

非有想非無想処

ここは、「無色界」という世界のいちばん上にあるところ

…なんだそうです

「有」における、天界の最上部ということで、「有頂天」

「心に相対するものが有る」状態を超えて

さらに、

「心に相対するものが無い」状態までも超えたところ

言ってみれば、

心に相対するもの(=想)、そのすべてを、自分自身が創り出していたことに気がついて

いままで、いろいろと創り出して、あれやこれやと考えたり悩んだり、

もちろん笑い転げたり、楽しかったりもしたけれど…

あぁ、結局、はじめっからな~んにもなかったんだ!って気がついた

そんなところでしょうか

ほんとは空っぽなんですよ

色眼鏡をかけて眺めると、この世界が辛くて恐ろしいもののように見えるかもしれませんが

ほんとはなんにもないんです

色、即ち是(これ) 空なり

ですね

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