空っぽはこわい
慣れていないと まっさらな世界がこわい
虚しくなったり、寂しくなったり、こわくなったりする
ほんとは晴天
雲ひとつない青空
なのに
虚しくなって、雲をつくる
寂しいから、たくさんつくる
こわくなって、色をつける
濃い色をつける
だんだん雨が降りそうに思えてきて
傘が必要に思えてくる
一本でいいかなぁ?
でも、風で飛ばされちゃったら困るから
二本もっていようかな?
いや、誰かにとられちゃうかもしれないから三本にしよう
合羽もあったほうがいいに決まっている
破れたらこまるから、修理できるテープをもって
それからそれから…
どうでしょうか
こうやって、ひとはどんどん重たくなっていきます
なんでそんなに重くなっちゃったの?
…っていうか、
なんでそんなに重くしちゃったの?あなた…っていう
よーく想い出してごらんよ
はじめからなんにもなかったんだ
いまだって
なんにもないんだよ
せっかく気持ちよく空っぽなのに…
あなたのなかの
マインドという、
「もしもシリーズ」が大好きな存在が余りに怖がるから
いらないものをたくさん作り出しちゃった
あのね
雨が降ったら
傘をさせばいいんだよ
もちろん
将来に備えて準備することは大事です
そのうえで
やれるだけのことをやったら
あとの結果は天におまかせ
宇宙は、決してあなたを苦しめようなんて思っていませんから
過去を振り返らず
未来を心配しないで
いまをいきること
それだけでもう充分!